これは、産業医活動の全貌を詳細に「見える化」した体系本です。
本シリーズでは、第1巻から一貫して、産業医のあり方や産業保健制度の基本的な考え方と構造について中心に編集・刊行されていますので、法規の解説に重点を置く類書と比較して、より長く使える教科書になっています。
また、現役で活躍する若手の執筆陣が、監修者の下で議論を尽くした末に完成した渾身のシリーズ本となっております。
産業医に関する歴史、制度や関連法規、必要とされる実務機能や役割の詳解とともに、現場で必要とされる戦略的な手腕を余すところなく記した画期的な書です。
産業医を目指す医師のみならず、人事労務担当者、衛生管理者、保健師など産業保健に関わる専門職が現場で遭遇する様々な事例に対し、解決のための具体的ノウハウを解説しています。
参考書として必携し、実際に現場で試行錯誤を繰り返して掴んだ先人達の知識と知恵が存分に活用されることが期待されます。
健康診断や保健指導等の事後措置に関わる法規をはじめ、実務に必要なノウハウが満載です。
企業等の産業医、産業看護職、衛生管理者等の産業保健スタッフはもちろんのこと、健康診断を実施する健診機関のスタッフの方々にもご活用いただける内容が多数盛り込まれています。
産業保健現場でさまざまな疾病管理や適正配置に悩まされている方の一助となる書です。
企業に課せられた安全配慮義務のなかでも特に重要な適正配置について、考え方とともに現場の経験を通じて蓄積された実務のノウハウがまとめられています。
作業条件・作業負荷や、環境でよく遭遇する疾病などの側面からも整理されていますので、シーンに合わせてご活用いただけます。
面接の結果を産業保健活動とどのように結びつけてクライアントを支援するかに重点を置いたユニークな書です。
現場で対応に苦慮した面接について事例を中心に基礎的な知識と具体的な対処・対応を紹介しています。
産業医による面接の特徴でもある面接結果に基づいた職場・人事労務・主治医・家族への対応についてもわかりやすく解説し、日々苦悩することが多い面接場面での参考になる内容となっています。
2018年12月 法改正に合わせて改訂しました。
現場を知る上でもっとも基本となる活動、職場巡視についてのノウハウが満載の書です。
職場を知り労働者の背景を知る職場巡視を縦軸に、有害業務や特定業務と健康影響、特殊健康診断の考え方、生物学的モニタリングの理解、労働衛生工学や人間工学の活用、労災補償や業務上疾病、産業疲労や労働生理学分野、労働衛生教育や保護具の活用と限界、安全管理やリスクマネジメントまでを横軸として網羅しています。
巻末に有害要因別、業種・職種別のチェックリスト、巡視記録例が掲載されており、職場巡視に活用できる内容となっています。